東京から京都へ旅行に行く際は高速バスを利用すると格安料金で済む

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日本の中央部に位置する京都は東京の人々にとって憧れの場所で、人口1300万人を超える東京からは毎年たくさんの観光客が京都にやってきます。ただ距離が約500kmあるため、なかなか格安料金で行けないのが都民の大きな悩みでした。

そんな中、高速バスの低料金化やネットカフェのナイトパックの登場により、今では相当安く京都に旅行に行く事が可能となっています。

夜行バスをうまく利用すると総コスト5000円未満の京都格安旅行も可能

昔は東京から京都旅行に行く場合にわずかな料金で旅行を実現させる事は困難だったところがあります。しかし、2000年に入って東京と京都を結ぶ高速バスが続々誕生して低料金化も進んでいき、あまり交通費をかけることなく行けるようになりました。

また、ネットカフェが増えて競争が激化する中で「ナイトパック」が浸透し、ビジネスホテルより安く泊まれるようになっています。そして、高速バスで往復する形をとり宿泊場所はネットカフェにして食事は安い食べ物で済ますのであれば、かなり低コストでの京都旅行が実現します。

具体的には4列シートのバスで良ければ平日に片道2000円未満で京都まで行けるバスもあり、うまくいけば往復の交通費が5000円未満で済みます。大体のバスには室内トイレが付いていますので、トイレ面の心配もいりません。

続いて京都のネットカフェのナイトパックについては、共同シャワー設備もきちんとついている店に1泊2000円前後の費用で利用する事が可能です。食事については京都の高価なご当地料理・スイーツを食べるのは我慢してスーパーで食パンや消費期限切れ間際の弁当を買うなら1日500円前後しかかかりません。

1日あたりの生活コスト(宿泊費・食費)を2500円とすると、現地に2泊する京都旅行を1万円以内で実現させる事も可能です。なお高速バスに関しては昼行便ではなく夜行便に乗車し、夜行バスで寝る形をとるなら総コストを5000円未満に抑える事も不可能ではありません。

高級な個室系夜行バスで旅行に行くと交通費は高いが寝やすい

高速バスは2010年に入るとさらに進化していて、今では寝台特急の個室に近い空間を用意している高級系の高速バス(夜行)バスも存在します。そして、運行時間約8時間と新幹線より時間はかかるものの、4列バスに乗車するよりプライバシーを守られるため、寝台特急の個室愛用者などの間で人気が高まっています。

片道料金は曜日によっては1万1000円ほどで済むほか、4列式バスより圧倒的に寝やすいため現地で宿泊施設を利用せず、高級バスをホテルとする形もおすすめです。現地でホテルをとらない場合は、個室バスを往復で利用して家からある程度食料を持ち込めば2万円強での格安京都旅行が実現します。

新幹線の自由席に乗りビジネスホテルに泊まるとだいぶお金がかかる

新幹線の中で一番費用がかからない自由席に乗り、現地での宿泊施設は格安のビジネスホテルで済ませるという従来型プランだとだいぶお金がかかります。京都駅まで新幹線で向かう場合、2時間15分で到着するものの運賃は乗車券と自由席特急券を合わせて約13000円と、低価格高速バスと比べて1万円以上の運賃がかかります。

続いて、京都のビジネスホテルの1泊料金の相場は3000円から5000円となっており、東京よりは基本的に高くありません。しかし、京都は東洋有数の観光地で外国人からの人気も高まっているため、時期・曜日によっては超高額な料金設定をしているホテルもあるため注意が必要です。

1泊4000円で済むビジネスホテルに1泊できても、往復の交通費と宿泊費を合わせた額は約3万円という事になります。食事をできるかぎり安く済ます場合は3万円強での旅行が可能ですが、京都グルメを堪能する場合は1人あたり3万5000円ほどの予算が必要です。

つまり、低価格系の高速バスを利用して京都旅行に行くより2万円以上コストが跳ね上がります。

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宿泊料金のかからない車中泊を取り入れた自動車旅行

高速バスや新幹線ではなく、自由に寄り道する事も可能な自動車で京都旅行に行く際は、格安旅行ができるのでしょうか?それは難しく、高速道路に距離に関しては国会議事堂付近の霞が関ICから京都駅の約5km南に位置する京都南ICまで最短ルートを通ると450km弱です。

所要時間は渋滞に巻き込まれなければ6時間前後で着くため、寄り道をしないなら途中で必ず休憩時間が設けられる高速バスを利用するより早く到着できる可能性もあります。しかし、費用に関しては高速道路の料金が1万1000円くらいかかるほか、燃料費も1万円弱必要なため片道コストは約2万円です。

つまり、交通費だけで往復4万円かかるため、車では格安料金で京都旅行を実現させることは不可能です。ただし、宿泊コストに関しては車中泊できる場所に車を駐車して車中泊するならば宿泊コストを0に抑える事もできます。

車中泊をするとしても風呂に関しては付近の銭湯などを利用すればOKなため、どうしても車で移動したい場合は車中泊を取り入れた京都旅行を計画してみるのも良いでしょう。

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京都への自転車旅行

江戸と京都を結ぶ街道・東海道&中山道は、江戸時代に沢山の人々が行き交って賑わいました。各宿場には今でも当時の痕跡が残されているため、歴史好きの人達の中には自転車を利用して史跡巡りをしながら京都への自転車旅行を計画する人が昔から存在します。

東海道を通ると約500km、中山道を通ると約550kmかかるため、1日自転車で100km進むとしても途中でどこかに4泊くらいする必要があります。さらに現地で2泊するとなると計10回ほどいずれかの宿泊施設に10泊する予算が必要です。

ネットカフェに泊まるとなると1泊2000円なら計2万円ほどで、1泊4000円のビジネスホテルに泊まるなら4万円くらいかかります。しかし、自転車の後ろの荷台等に軽量テントを乗せてバッグの中に寝袋を入れる形をとれば、交通費・宿泊費両方を0円に抑える事も可能です。

ちなみに自転車で移動するとなるとカロリー消費が激しいため工夫しないと相当な食費がかかりますが、スーパーの値引き弁当等を買えばかなり食費を抑えられます。具体的には300円の弁当を1日3回食べる形であれば、総コスト1万円以内での自転車旅行も十分可能です。

一番安く済む方法とは?

色々な移動方法を比較してみると、格安の夜行バスに乗車してバスをホテル替わりにして現地で1泊もせず、食費も抑える形が圧倒的に格安といえます。テント・寝袋を利用した自転車旅行も安く済みますが、相当な体力が必要なためあまり一般的ではありません。

参考⇒京都ホテル … 京都 東急ホテル